ひとりごと「鬱人の悩み」 (ysy#35)
初期症状
半端ない症状があったため、今年の5月から突如休職…。
“半端ない症状”とは具体的に…
- 食べられない
- 眠れない
- 情緒不安定
- 文字が読めない
- 物忘れ
- 発熱
- 動悸
- 恐ろしいほどの感情の鈍化…
などなど…
なかでも…“恐ろしいほどの感情の鈍化”…
これは同じ鬱人でもなかなか共感していただきにくいものでして、まるで自分がロボットか何か無機質なものになった気がする感じです。
喜怒哀楽がなくなり、悲しみさえ感じなくなります。
他人に対する関心や興味が湧かなくなり、共感すらできなくなります。
感情の鈍化による影響
もともと老人ホームで働いていたのですが、お年寄りが涙を流しながら失った配偶者のことを話していても何も感じない…。
なんと冷たい人間なのか?と自分で思うほどに…。
表面上「お気の毒に」という顔はしますが、本当に何も心に響かないのです。
そして、愛する人に対する愛情すら、希薄というか感じなくなってしまいました。
「僕は本当にこの人を愛しているのだろうか?」と自問自答するほどです。
今になって喜怒哀楽とは、とても大切なものなんだと感じました。
人間にとって感情はとても大切なもの。
もしかしたらお金より大切かも知れません。
たまに切羽詰って怒りを感じることはあったのですが、果たして何に怒っているのかさえも自分で分からなくなっていました。
これは情調不安定というべきなのか?
とれとも情緒の欠如というべきなのか…。
休職しだした頃
休職ししばらくして、テレビやドラマ、映画がが楽しんで見れるようになりました。
それだけでもとても嬉しいことです。
どちらかというと情緒豊かな自分を、やっと取り戻しつつあるといった感じでしょうか。
内心、ほっとした…というよりも感動しました。
そして今
10月に入り、完全にもとあった喜怒哀楽という感情をほぼ10割取り戻せた気がします。
花が美しい…
動物がかわいい…
恋人が愛おしい…
そんな感情を感じるたびに涙を流していました。
悲しいわけではありません。
感情を取り戻したことに感動しての涙です。
時に彼氏とケンカをしますが、そんなときも泣きそうです。
なぜなら怒っているけど、なぜ自分が怒っているのか?自分で理由がちゃんと分かるからです。
やっと僕はロボットから、まともな人間に戻ることができました。
社会復帰に対する恐怖
彼氏は「そろそろ社会復帰してもよさそうな頃かも…」
たまにそう言いいます。
確かにそろそろ社会復帰を考える時期なのかもしれません。
ただ、不安なのは“うつ”の再発です。
鬱人になってから、ちょっとしたことで傷ついたりする、より繊細でデリケートな気持ちになっています。
ちょっと先日、僕がゲイであることを理由に茶化した感じでセクハラまがいのことを言われたのですが…
具体的には「男の娘(おとこのこ)になってくれたら、君を抱けるかもしれない」と言ったものです。
※男の娘…男性でありながら娘のような女性にしか見えない容姿と内面を持つ者を指す言葉。服装や化粧を整え女性として生活していることも多い。
その時はその場をとりあえず笑ってなんともない振りをして場の空気を壊さないように努めました。翌日思い返して嫌な気分になり、一日寝込みました。
本来の自分にとっては、なんともない些細なことであっても何故か寝込んでしまう…
ちょっとした些細なことで深く傷ついてしまう。
本当に面倒くさい状況ですw
てか、今思えば本当に気色悪いだけなんですけどねw
あ、ちなみに職場でカミングアウトをするつもり…なんてことはありませんのでご安心を…w
それはともかく、このセンシティブな状態で社会復帰をしても、ちょっとしたことで精神的にぶっ壊れて前のプッツン状態に戻ることは目に見えています。
社会では理不尽なことも多いし、心ない人もいるでしょう。
それは仕方のないことなのですが、その事実に今は立ち向かえる自信がないのです。
もうまもなく休職して半年…
休職を続けるのであれば、そろそろ休職延長の書類を医師に書いてもらわねばなりません。
体力も5割ほどは戻ったでしょうか?
客観的に見て僕はそろそろ社会復帰を考えねばならない時期なのでしょうか?
そうだとしても、今はそうしたくないです。
せめて体力が9割か8割程度戻る頃までそんな気にはなれないかもしれない。
もうあの休職前の状況には絶対戻りたくない!
そう強く思うから。
働く意欲について
もしかしたら、このブログを見てくださっている方の中には
そんなに文章書く元気があるなら働けよ
と思う人もいるかもしれませんが、もう少し時間がほしいです。
本当に鬱って怖いですから。
本当に「働きたい!」と思えるまでもう少し時間がもらえれば良いのですが…