筋力トレーニングと“うつ”について (ysy#65)
はじめに
コンにちは!よしやです。
Twitterやネット上で“うつ”治療をめぐる噂で、よく耳にするのが…
『 “うつ”は筋トレで治る!!』というものです。
僕自身、“うつ”で最近、筋トレを始めました。
たまに周りの人に…
筋トレすると、やっぱ(うつ治療に)効果ある?
と聞かれるのですが…
そういうつもりで始めたんじゃないんだけどなーw
今回は、うつと筋力トレーニングの関係について書いてみたいと思います。
筋力トレーニングをはじめたきっかけ
2週間ほど前から、予定がないとジムに通い詰める日々を過ごしていますが、それは別に“うつ”を治したいからではないです。
なんか無性に身体をいじめたくなったんです!w
家の中での活動が多い数カ月もの日々を過ごして、すっかり運動不足…。
身体が『運動』を求めている感じがしたので、ジム通いを決めましたw
ジムの体組成計に乗ってみて…
ジムで体組成計に乗ってびっくり…!!
10%前後しかなかったはずの体脂肪が20%近くまで上昇していました。
しかも、1カ月前まで58kgもなかった体重が65kg近くまで…
恐らく最近飲み始めた、処方薬の副作用でしょう…
処方されてから、密かに食欲もかなり増していたんですよね…。
うつ治療の薬は副作用で太りやすいものが多いと聞いていましたが…
まさか万年ガリガリボーイの自分が一気にここまで太るとは驚きでしたw
でも確か筋トレするには、ある程度贅肉がついていた方が良いと聞いたことが…!!
もしかしたら、筋トレするには絶好の機会なのかもしれません。
ジム通いを2週間つづけてみて
ジム通いを2週間ほど続けてみた結果、
体脂肪率、体重はまだほとんど変わっていませんw
ただ変化として、以前よりフットワークが軽くなった気がします。
通い始めて少しずつ運動量を増やし、今は長時間歩いても以前のようにすぐ疲れるということはなくなりました。
夜も睡眠薬を使って眠る頻度が少なくなりました。
これは…もしかしたら“うつ”に効果があるのかも!?
筋力トレーニングの抗うつ作用について調べてみた
メンヘラマッスル作家の錦山まるさんの場合
メンヘラマッスル作家の錦山まるさんは、note.muでこう語ります。
突然だが…僕のような患者は勿論、うつ病当事者でなくても「筋トレすればうつなんか治る」的な発言を見聞きしたことがないだろうか?あるいはそんなイメージを持っていないだろうか?
僕の答えは一つ。「んなわけねぇだろ。」
{略}
いまだに「筋トレすればうつなんか治る」と言う人が確実にいるし、イメージを抱いている人もいる。これはいい加減教養の無さを恥じてもいいんじゃないだろうか?
{略}
「ちゃんと病院に行って、ちゃんとお薬飲んで何年も治療を頑張ったから筋トレ出来るようになったんだよ。」
筋トレは代替医療じゃないし、筋トレは根本治療じゃない。僕は筋トレが楽しかったから結果として回復の後押しになっただけ。
他の人が回復の後押しになるのは読書かもしれない、映画かもしれない、ファッションかもしれない、スポーツかもしれない、紅茶かもしれないし旅行かもしれない。
{略}
「筋トレすればうつなんか治る」と言う人たちへ、多分そいつらより筋トレしていてそいつらよりムキムキな僕が言う。
「んなわけねぇだろ」
錦山まる@メンヘラマッスル作家|note - https://note.mu/nishikiyamamaru/n/n2821cbecd44c より
ぶっちゃけ錦山さんの仰るととおり、筋トレが回復の後押しになったとしても、代替の治療になるほどのものではないですもんねw
それに、ガチうつのときに筋トレなんて、本当に無理ですしね。
“うつ”で落ちるところまで落ちた時って、熱はなくともインフルエンザを超える倦怠感がありました…
そんな人に筋トレなんかさせたら、きっとろくなことにはならないでしょう?
きっと今の僕ぐらいのコンディションまできたのであれば、“うつ”のぶり返しを防ぐ気分転換的な効果はあるのかなぁと個人的には思っています。
筋力トレーニングは有酸素運動と同様の効果…
よくお医者さんに「散歩」を勧められた…という話を耳にします。
これは有酸素運動が“うつ”治療に良い影響を及ぼしているという研究結果があるからなのだと思います。
では、筋トレはどうなのか?
筋トレはセロトニンを増加させる
ストレスに晒されると脳の前頭前野・海馬などが萎縮し、BDNF(脳由来神経栄養因子)が低下してきます。
BDNFは、神経の栄養のようなものですから、BDNFが低下すると、セロトニンやノルアドレナリンなどの分泌も不活発になり、うつ病を誘発するというのが最近の説です。
この説によれば、運動をすると、前頭前野や海馬の体積が増え、血流が増加し、BDNFが増加します。その結果、脳の神経が活性化され、心を安定化させる働きをもつセロトニンやノルアドレナリンなどの分泌が増加し、うつ病の改善効果があるということになります。
サイコセラピー研究所 - http://www.allin1.co.jp/service/psychotherapy/workout/ より
なるほど!早い話が、筋トレは脳の血流を良くして、脳の神経が活性化されて“うつ”に効果があるということか。
適度の疲労が熟睡をもたらすうつ病患者の多くは、不眠に悩んでいます。適度な運動は、体に疲労感をもたらし、これが不眠の解消につながります。
毎日、心地よい汗をかいて適度な疲労の中でベッドにはいると、熟睡できる夜が期待できるようになるはずです。
サイコセラピー研究所 - http://www.allin1.co.jp/service/psychotherapy/workout/ より
熟睡…
これは本当に実感済みです。
たまに寝落ちしてしまうぐらい、ぐっすり眠れるようになりましたw
なお、効果に興味はあるけど、トレーニングには抵抗が…という人に吉報!
トレーニングの量は問題ではない
{略}
被験者は合わせて約2000人の男女で、年齢はさまざま、うつ病の診断を受けている人もいればそうでない人もいた。
33件の結果をまとめ、データを分析したところ、筋トレにはほぼ例外なく、うつの症状を軽減する効果が見られた。
それは実験開始時点で正式にうつ病の診断を受けていたかどうかとは関係なかった。言い換えると、当初からうつを抱えていた人がウエイトトレーニングをすると気分が上向くということであり、精神的に健康だった人であれば心が落ち込む可能性が低くなるということだ。
最も興味深いと言えるのが、トレーニング量の多寡はどうでもいいらしいという点だ。
ジムに行くのが週に2日であろうが5日であろうが、また同じ運動を繰り返す回数が多かろうが数回だろうが、効果はほとんど変わらなかったのだ。
また、性別や年齢による効果の違いも見られなかった。
筋肉モリモリになる必要もなかった。
筋力の増加と、うつの軽減具合との間に相関関係はなかったのだ。
大事なのはジムに足を運んでトレーニングをする、それだけだった。
ジムに通うだけで、“うつ”に効果があるなんて驚きですね。
とりあえずまぁ…
とりあえず自分には…
- 軽肥満になりかけている
- 社会復帰を目指して体力向上を図りたい
- “うつ”のぶり返しを防ぎたい
この3つもの目的があるので、ちょっとジム通い続けてみようと思います。
また経過を気が向いたら書きたいと思いますw
最後まで読んでくださりありがとうございました!
それでは、また!!