年末は映画三昧!?Netflix限定映画『バード・ボックス』が期待以上に面白かった件 (ysy#68)
はじめに
コンにちは!よしやです。
今年のクリスマス、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか?
イヴは振替休日で休みだったため、昼過ぎごろまで彼氏と過ごすことができました。
翌日25日は平日とあって彼氏は忙しい。
なので、夜は一緒に過ごすことが出来ず、クリスマスを前倒しで過ごすようなかたちになりました。
とは言っても…
ケーキを一緒に食べるだけで、とくにクリスマスらしいことは何もしていないような…w
それでも楽しい前倒しクリスマス。
とりあえず、まぁまったりとお家で…
いつもよりも立て続けに何本か映画を見て過ごすこととなりました。
僕も彼氏も映画が大好き!
(僕は“にわか”という程度のレベルですが…)
でも、僕と彼氏の映画の趣味は、全く違うんです。
一緒にTSUTAYAに行っても、なかなか一緒に見る作品を決めることが出来ず…
この映画!前から気になってたんだよね!これ一緒に見よう!
えぇ…うぅ~ん…気分じゃない…。こっちにしない?
え?またサイコスリラー系?暗いの好きだよねー
なんだと!?
以前も別のブログ記事に書きましたが…
そんなやりとりを毎回、繰り返しつつ折り合いをつけて一緒に映画を見ています。
同じ映画を見ても感想は、思いっきり評価が分かれる作品もあったりします。
そんな二人がともに面白い!
と思える作品は、きっとたくさんの人にウケるはず!?
…ということで、今回も見た作品の中から、2人の受けの良かったものを紹介したいと思います!
バード・ボックス (BIRD BOX)
概要
あらすじ
謎の闇に突き動かされた者たちが相次々と命を絶ち、人口が減少して5年。
ここまで生き延びてきた母親が2人の子供を連れて、安住の地を目指す危険な旅に出る。
出演
サンドラ・ブロック、トレヴァンテ・ローズ、ジョン・マルコヴィッチ
公開前から観たかった作品!
12月21日にNetflix限定で公開された映画『バード・ボックス』
Netflixってなに?の方はこちらより…
主演は、あのサンドラ・ブロック!
サンドラ・ブロックといえば最近だと『オーシャンズ8』とか、少し前だと『デンジャラス・ビューティー』、より古い作品だと『スピード』とか…
なんかスカッとする感じの痛快な作風の映画に多く出演しているイメージがありました。
シリアスな作品も確かにありますが、こんなに“じとぉ…”っとした、湿度の高そうな映画に出るイメージがなくて“意外”でした。
というか、何より“意外”だったのが、あの誰もが知る大女優サンドラ・ブロックさんが大きなスクリーンで見る映画ではなく、Netflixでしか見ることのできない映画に出演する…というのが何よりも驚きでした。
予告を見て公開前から見たかった僕は、あまり乗り気でない彼氏を説得(?)して、一緒にこの映画を観ました。
感想
何気ない日常が突然、一変。街はパニック状態に。
映画とは切り離された現実世界を生きる私たちも、ここ数年、地震や台風などの災害で一瞬にして日常を奪われるニュースを目の当たりにしたり、または遭遇することが多かったように思います。
「砂上の楼閣」といっても過言ではない平穏な日常が、一瞬にして奪われるシーンは、迫力があり目が離せませんでした。
そして、災害とは異なり脅威となるものの正体…
それは誰にも分からない…。
目を見開いて、外に出て「それ」を見てしまった瞬間が最期になる…という、恐ろしい設定です。
突然、バーン!と悪霊やゾンビが出てきたりする、よくあるホラー映画も好きだったりします。
けれど、それらとは違い正体の分からない『何か』というものが…
実が一番ありえそうで怖いと感じてしまうのかもしれません。
非常事態が長引くと、必ずこじれるのが人間関係。
消耗し、本性を露わにする人々にも注目です。
僕が個人的に観ていて、最も心動かされたのは、主人公のマロリーの心の変化です。
彼女は、望まぬ妊娠をしてしまい、子どもを産んだ後はすぐに養子に出すつもりでした。
最初、彼女の言動からは、ほぼほぼ母性のようなものを感じとれませんが、徐々に…
ただ「怖い」とか「ドキドキした」とかでなく、そういった人の心の動きも巧みに描いている作品のように思いました。
来る
概要
あらすじ
田原秀樹は、妻・香奈との間に生まれた2才の娘・知紗の面倒をよく見る「イクメンパパ」として、自身の生活をSNSで発信していた。
一見幸せそうに見える彼には、忘れることの出来ない不吉な過去があった。
それは、祖父・銀二の家で見た「灰色の影(=ぼぎわん)」の存在。
そしてある時、秀樹の周りで奇妙な出来事が連続して起こり続けます。
知人の紹介でオカルト雑誌に寄稿しているフリーライター・野崎昆に助けを求めることに。
秀樹から話を聞いた昆は、彼女であり霊媒師をしている比嘉真琴を紹介。
真琴は秀樹の話を聞きながら、彼を襲う存在の凶悪さを知り......。
果たして、これは「ぼぎわん」によるものなのか。そして、秀樹たちはこの恐怖から逃れることはできるのでしょうか。
出演・監督
出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡、柴田理恵、ほか
監督:中島哲也
彼氏に誘われ劇場で…
彼氏に誘われ、劇場で鑑賞しました。
中島哲也監督の作品だと『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『告白』などが好きな自分。
期待して劇場に行きました。
感想
彼氏曰く、5点満点なら4.2の高得点!
僕は3.2ぐらいでしょうか。
彼氏には
え!?低くない?
と言われましたが、僕なりに楽しめました!
緩急のつけどころが癖になりそうな作品で、後半になればなるほどスピード感が半端なくアップテンポになっていくイメージの作品でした。
どういうわけか、同じ時期に観た『バード・ボックス』同様、正体の分からない“何か”が脅威を持って迫ってくる…!というドキドキ感がありました。
ただ後半、テンポが速すぎて“置いてけぼり”を喰らってしまいましたw
上映終了後、彼氏に「あのときのあれはどうなったの?あれは?」と矢継ぎ早に聞いてしまいましたが、 “野暮”だったのかもしれませんw
ホラーというカテゴリに分類されていますが、どちらかというとホラー風エンターテイメント作品でしょうか?
主人公も誰なのか?
ストーリーが進むにつれ、分からなくなっていきます。
そもそもこの映画はホラー映画なのか!?
カテゴライズするのが難しい作品…。
先入観を持って観てしまったのが間違いだったのかもしれません。
これから観る予定の方は、なるべく“固定観念”や“先入観”に囚われずに観ることができれば、楽しめる作品なのではないかなぁと思います。
(多分、相当人を選ぶ作品であるのは確かですが…)
バグダッド・カフェ (BAGDAD CAFE)
概要
あらすじ
アメリカのモハーベ砂漠にあるさびれたモーテル「バグダッド・カフェ」を訪れたドイツ人の旅行者・ヤスミン。変人ばかり集まるモーテルは彼女に癒やされ、変わっていく。
出演・監督
監督:パーシー・アドロン
出演者:マリアンネ・ゼーゲブレヒト
TSUTAYAの旧作コーナーで…
クリスマスだし、ほっこりしたコメディーとかが観たいな♪
そう?俺はドロドロとしたのがみたい…
やっぱりTSUTAYAで意見が合わない僕たちでしたが、どういうわけか2人とも「名作」という言葉に弱い…
お互い聞いたことはあるが、観たことのない、この作品を選ぶことにしました。
感想
主人公は、アメリカの田舎町「バグダッド」に何の用事があったのか?何故か滞在し続ける中年のドイツから来た旅行客の女性ヤスミン。
毎日子どもの世話やらで、疲弊しヒステリックになっているアフリカ系の女性ブレンダが営むモーテルに泊まり続けます。
なぜヤスミンが、砂漠しかない田舎町に滞在し続けているのかは分かりません。
最初…「え?なんで?どういうこと?」という点が多く、ちょっとだけ寝落ちしそうでしたが、さすが名作…。
意標をついてヤスミンが、さびれた田舎のカフェで輝きだします…w
決して絶世の美人とは言えないヤスミンですが、最後までみれば必ず誰しも彼女の虜になるはず!?
僕も彼氏も幸せな気持ちで観終えることができました。
癒し系名作映画。
心が疲れたらまた観ようと思いますw
焼肉ドラゴン
概要
あらすじ
万国博覧会が催された1970年。
高度経済成長に浮かれる時代の片隅。
関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。 失くした故郷、戦争で奪われた左腕…。
つらい過去は決して消えないけれど、毎日懸命に働き、家族はいつも明るく、ささいなことで泣いたり笑ったり。
店の中は、娘の幼馴染・哲男など騒がしい常連客たちでいつも大賑わい。
“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる―”それが龍吉のいつもの口癖だ。
そんな何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった。
出演・監督
出演:真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、大泉洋、ほか
監督:鄭義信
劇場公開中だった頃から観たかった作品がDVDに!
この作品、劇場公開中から気になっていて観たかった作品でした。
(体調の都合もあり劇場に足を運ぶことはできませんでしたが…)
感想
舞台となっている地域が、自分の生まれた地域と近くて親近感を持って観ることができました。
前半は関西弁のドタバタ劇で、笑いを誘おうとする雰囲気がありましたが、後半のお母さんの愛情深さや、お父さんの熱い思いに涙が出てしまいました。
彼らが在日朝鮮人として日本で生きていく…
いわゆるマイノリティなわけです。
少数派であることの生きにくさや大変さをパワーに変えていく力強さに元気をもらいました。
最後に
これからも彼氏とは、映画の趣味で食い違うと思いますが…w
だからこそ、掘り出し物の名作を見つけることが出来るかもしれません!
また「これは!!」という作品に出会いましたら、またブログに書きたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます。