“うつ”で“ゲイ”なysyの【備忘録】

“うつ”で“ゲイ”なysyの【備忘録】

大阪に住む『ゲイ』で『うつ』いろいろマイノリティーな男(35歳)の備忘録

ブログ閉鎖のお知らせ

こんにちは。
ご無沙汰しています。ysyです。


2018年に始めたこのブログ。もう5年も経つんですね。

 

うつで休職をし、何もすることがなく…
というか何も手に付かず、自分の心の整理のために始めたのがこのブログでした。

 

最後に記事を書いてからちょうど2年近く、更新もせず放置していたわけですが、読み返すと「あの時、こんなこと考えていたな」と、自分の中の成長や変化に気づくことができます。

 

ブログを観た人からの直接コメントをもらったり、TwitterのDMをとおしてアドバイスや、感想をいただけたのは、大変励みになりました。

 

お陰様で鬱の方はだいぶ良くなり、現在鬱については服薬もしておらず、“寛解(かんかい)”と言える状態に至りました。

当時の彼氏とは別の道を歩むこととなり、今はお付き合いしておりません。
現在、別の方とお付き合いをし、今月はじめパートナーシップ宣誓を行いました。

幸せに暮らしています。

 

僕にとって文章を書くことは、自分を見つめ直す上でとても大切なことです。
心の中を整えるような気がするからです。
また、文章に記録という形で残しておくことで、当時の考えや思いを振り返ることができます。
人生という長い時間をかけた歩みの中で、ふとどこに進めばいいのか、行き先が分からなくなることがあります。

そんなとき、今までの足跡となる記録があることで原点に立ち返ることができる。
そんな気がします。

 

これからもどの程度の人たちに読んでいただけるか分からないですが、自分のために文章を書き続けていきたいと思います。

 

自分のくだらない経験をとおした文章が、どれほどの人の気持ちに寄り添えるか分かりませんが、偶然でも構いません。何かの役に立てれば幸いです。

 

今後はこのはてなブログではなく、もっとライトにnoteで文章を書いていくことができればと考えています。

 

このブログを書いている当初とは考え方や感じ方が大きく変わって部分があり、正直このまま更新もせず残しておくのは、なんだか気恥ずかしいです。

 

そこでこれからはこのブログを読み返しながら、また新たな気づきがあればそれをnoteに書いていきたいと思います。

 

そしてこのブログはその作業が終わり次第閉鎖をしたいと思います。
(恐らく夏頃までには閉鎖をしたいと思っています。)

 

今までこのブログをご覧いただいた方、リアクションを下さった方、皆様本当にありがとうございました。

 

今後の更新は下記リンク先のnoteで行いますので、もし宜しければ覗いてやってください。ありがとうございました。

 

note.com

恐ろしい感染症『髄膜炎』にかかりました… (ysy#92)

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お久しぶりです

コンにちは。よしやです。
およそ10か月ぶりのブログ更新になりました…。

“ひさしぶりに見に来たよ”という方…もしいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。

PCR検査を受けました

最後に近況を綴った記事は、僕が

新型コロナウイルスに感染したかもしれない!!

と大騒ぎ(?)したところで終わっていたかと思います。

ysy91878124.hatenablog.com

実はその後、また39度を超える高熱を出し、
ある日の未明大きな病院の緊急外来にフラフッラになりながら向かいました。

 

今考えれば、コロナ渦の中、病院に事前連絡もせずに発熱しながら蛇行した運転の自転車に乗って病院に向かうなんて、迷惑千万…ですね。

 

でもその時の僕には考える余地などがなく、

ああ、まずい…本当に死んでしまうかもしれない

と思って必死でした。

 

病院に着くなり、まともに歩けていない僕は車椅子に乗せられ、防護服を着た職員に隔離されました。

 

そこから先のことは全く覚えていないですし、後から聞いた話によると受け答えもまともに出来ていなかったようです。

 

隔離された後、鼻の奥に長い綿棒のようなものを突っ込まれたのを覚えています。

恐らくPCR検査のためのものだったのでしょう。

 

検査結果が出る前に、あまりに容態が悪いとのことで、入院が決まりました。

検査結果は陰性。しかし…

検査結果は陰性でした。

 

が、しかし…

この酷い症状はいったい何が原因なのか分かりません。

 

インフルエンザではない。

コロナでもない。

でも発熱が続いている…。

 

診断が出たのは確か、入院して2日目か3日目ぐらいだったと思います。

病名は髄膜炎でした。

髄膜炎とは?
頭蓋骨と脳の間には髄膜という膜があり、脳を包み込んで保護する役割を持っている。この髄膜に細菌やウイルス、結核菌、真菌(カビ)などが感染し、炎症を起こした状態を髄膜炎という。
種類は大きく分けて2つあり、細菌感染によるものを「細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)」、それ以外の要因によるものを「無菌性髄膜炎」と呼ぶ。細菌性髄膜炎は無菌性髄膜炎に比べて死亡率が高く、治癒したとしても後遺症が残りやすいといわれる。特に小さな子どもは注意が必要な病気だ。
https://doctorsfile.jp/medication/169/ より

上記のページにある解説によると、髄膜炎には大きく分けて『細菌性髄膜炎『無菌性髄膜炎の2種類があり、前者の方が致死率が高く予後も良くない…とのことですが…

幸い僕はウイルスによる髄膜炎だったので『無菌性髄膜炎』に当てはまるそうです。

それにしても頭がい骨と脳の間の膜が炎症を起こすなんて…。

 

そりゃ具合が悪いわけです…汗

こんな動画を見つけました。

 

髄膜炎は細菌性だった場合、24時間以内に死に至るケースもあるようです。

自分や周りの人に、このような症状が現れたら、迷わず病院に行きましょう。

  • 発熱
  • ひどい頭痛
  • 食欲不振、吐き気や嘔吐
  • 首のこわばり
  • 極端に眩しい
  • 意識障害
  • 痙攣
  • 大泉門の膨隆
  • 出血斑

※大泉門とは頭頂部より少し前側の頭がい骨のつなぎ目のこと。

僕が感じた髄膜炎の症状

僕の場合、発熱は先ほども申し上げたとおり、39度を越える高熱でした…。

熱が高すぎて、まともに立っているのもやっとという状態でした。

本当につらかった…。

 

そしてひどい頭痛

本当にひどかったです。

立っていると、まるで鉄バットでぶん殴られたかのような、えげつない鈍痛が頭の中全体に響き渡るような痛さでした。

横になっていると大分ましだったので、入院中はほぼ寝たきりでした。

 

食欲不振もひどかったです。

食欲不振…なんて生易しいものではなく、食べ物を見ただけで何だか気持ち悪くなるといった感じでした。

緊急外来に押し掛けたときは、ひたすら吐き気と戦い、※ガーグルベースンを出された途端、派手に吐いたのを覚えています。

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※ガーグルベースンはこれ↑

 

首のこわばりもあり、あごを引く動作ができませんでした。

がんばればできそうでしたが、首に激痛が走ります。

もともと頸椎ヘルニアの予備軍なので、そのせいかな?とも一瞬思いましたが、今思えばあれは明らかに髄膜炎の症状だったと思います。

 

極端に眩しいという症状もありました。

照明の光が視神経を刺激して、脳の奥に刺さるような…

そんな感覚がありました。

(説明が難しいのですが…)

なので、寝たきりな上に、病室は常に真っ暗でした。

 

意識障害もあったでしょうか。

そりゃこんだけ具合悪かったら、意識もおかしくなるわ!

と言いたいところですが…笑

彼氏がお見舞いに来てくれた時、どういうわけかお守りとして、フルートを奏でるキツネの小さな置物を持ってきてくれたのですが、僕はそれを見て

なんでこのキツネ、長ネギ食ってるの?

と口走ったそうです。

 

あ、すみません。余談でした 笑

 

意識障害のほかに、神経系の症状として脚の痙攣もありました。

夜な夜な脚が独りでに…

ビクン!ビクン!と動くので、その度に目を覚ましてました。

 

大泉門の膨隆

恐らく頭頂部より少し前の方にある頭がい骨のつなぎ目のことのようなのですが…

膨隆しているか確かめていないというか…

膨隆している膨隆していないなんて、気にしてられるほどの余裕なんてありませんでした 笑

 

出血斑は、3~5㎝以上の内出血のことのようなのですが、たぶん僕はなかったと思います。

…もしかしたら、他の症状に必死過ぎて気付かなかっただけかも…ですが。

最後に

症状について思い出しながら書いているうちに、なんだか気分が悪くなってきたような気が…笑

 

健康であることってありがたい!!!!

…と、深夜にカタカタとキーボードを打ちながら叫びだしたい気分です。

 

ちなみにこの髄膜炎とは、老若男女問わず誰しもがなり得る恐ろしい感染症です。

 

僕の書いた髄膜炎の症状について、頭の片隅にでもそっと記憶を忍ばせておいてください。

 

あなたやあなたの身の周りの人が、似たような症状で苦しむことがあれば迷わず受診。

無理をせず救急車を呼びましょう。

 

今日のところはこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また!

 

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僕の卒業②-ウリセンの新人研修- (ysy#91)

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はじめに

コンにちは!よしやです。

昨日は僕が高校を卒業した後のことを書きましたが、今回はその続きです。

前回の記事を読んでない方は、是非こちらをご覧くださいね!

ysy91878124.hatenablog.com

 

ウリセン(ゲイ風俗)との出会い

ウリセンのサイトを見るとそこには、まるで芸能人みたいにかわいらしい男の子だったり、きれいに仕上がった肉体自慢の男たちの写真が掲載されていた。

 

「とても自分なんかが働けるわけがない…」

 

そう思いつつ、よくゲイバーに飲みに出たりしている、僕よりゲイ業界に詳しい知り合いに電話を掛けた。

 

「いやいや、無理なんてことないよ。働けると思うけどな~。ちなみに東京とかだったら、もっとたくさんお店もあるけど、その店で良いの?」

と知り合いは、とくに驚くことなく僕にアドバイスをする。

 

僕はウリセンってそんなにいろいろなお店があるんだ…と、少し驚いた。

 

「東京のお店が良かったら、僕が紹介するよ。紹介すると紹介料がもらえるから、その紹介料そのままよしや君に渡しても良いし」

と知り合いは続けて僕に言う。

 

東京のお店と仙台のお店の違いは何?

と聞き、何が良いと思ったのか良く覚えていないけど、ひとまず僕は仙台のそのお店に面接を受けに行くことにした。

 

芸能人のようなジャニーズ系やスレンダーマッチョがいる、あのお店だ。

面接へ

面接を受けるため電話を掛けると、高くて元気な声で

「お電話ありがとうございます!」

と店長が出た。

確か身長や体重、年齢などを聞かれ後、都合の良い面接日時を聞かれたと思うのだが…。

 

緊張していたこともあってか、はっきりと覚えていない。

 

持ち物は身分証のみでOKだと言われたことは覚えている。

 

「そっか…履歴書とか要らないんだ…」

 

後日、面接を約束した時間。 

僕は電話で約束した待ち合わせ場所に来ていた。

そこから、お店に電話。

待ち合わせ場所に来たことを伝える。

 

しばらくすると、ケータイサイトに掲載されていた、スレンダーマッチョの※ボーイ(※ウリセンのスタッフ)が現れ、僕を店内へと案内してくれた。

 

店舗は普通の雑居ビルの中にあった。

看板も出ておらず、迎えに来てもらわないと辿りつくことが難しそうだった。

 

パーテーションで区切られた個室に通され、お茶を出されしばらく待つように促された。

 

しばらく経つと、ドアをノックしてから「失礼します」と言いながら小柄で中性的な人が部屋に入ってきた。

 

「はじめまして。わたくしこの店の店長の“みかん”と申します」

 

当時の僕の中の風俗店の店長はもっと年配の人のイメージだったので、少し驚いた。

店長の年齢は20代半ばぐらいだろうか。

 

僕はソファーに、店長は床に正座する形で面接が始まった。

いくつか質問をされるが、とくに難しい質問はなかった。

 

質問を終えると今度はボディーチェックがしたいから、と洋服を全て脱ぐように言われた。

 

「なにやらいかがわしいことをされるのではないだろうか?」

…と少し不安に感じたが、本当に全身に傷がないか?どんな体型をしているのか?などを確認されるだけだった。

 

その後の店長の口から衝撃的な言葉が飛び出した。

「それでは次は、Pサイズを測りたいので勃起させてもらって良いですか?」

僕は思わず「え…!?」と言ってしまった。

 

「私は一旦外しますので、立ったらそこの内線を取ってもらって良いですか?」

と、店長が指差した先には、カラオケボックスなどにあるのと同じ内線電話があった。

 

僕はぎょっとしていたが、風俗店の面接に来たのだ。

体は商品。測定されても文句は言えまい。

 

腹をくくって店長の指示に従った。

おめでとうございます。採用です。

面接が一通り終わり、店長に

「おめでとうございます。採用です。今日このあと時間ある?」

と言われ、

「え?そんなにあっさりした感じ?」

と、またしてもぽかーんとする僕に店長がこう続ける。

 

「そういえば、うちの会社ビデオも出しているんだけど、興味とかある?」

 

ビデオとはAVのことだろう。

僕はもし受かったらしばらくこの商売を続けるつもりでいた。

 

AVに出れば、知名度が上がって指名に繋がるかもしれない。

 

ウブなはずの僕だったが、何故かそのときはそんな考えが頭をよぎった。

 

「あ、興味あるかもしれません…」

弱弱しくそう答えると店長は、

「了解。話し通しとくわね」

と言った。

 

「とりあえず、シフトとかも出してもらいたいし待機室に案内するわね」

通された待機室には、あの芸能人みたいにかわいい顔をした子がいた。

 

「みらいです。よろしくね」

 

みらいは写真のイメージより圧倒的にフェミニンだったことを覚えている。

 

「わたるです。よろしくお願いします」

つづいてスレンダーマッチョ男子が挨拶をしてくれた。

新人研修

シフトの提出などが終わると今度は新人研修を受けることになった。

研修は1時間半程度。

僕は一生懸命メモを取った。

 

内容は、仕事の手順や禁止事項などだ。

 

「ギャラは完全歩合制の日払い制です。もし指名がつかなかったら、その日のギャラはありません。ただ、6時間以上の待機で、最低保証金として、1000円お支払いしています。」

 

時給でしか働いたことのない僕に完全歩合という文言は少しプレッシャーだったが、頑張るしかない。

 

絶対行ってはいけない禁止事項としては…

  • ヤミケン(店を介さずお客様と会うこと。連絡を取り合うこと)
  • 店内恋愛(従業員同士の恋愛)
  • コンドームを使わずにバック(アナルセックス)をすること

などがあった。

 

ヤミケンはお店を通さずにお客様とボーイが会うことを指す言葉だが、僕がいたお店では連絡先を交換した時点で「ヤミケン行為」と判断され、発覚した場合、即クビだと説明を受けた。

 

お店を通さずにボーイと客が直接会うことで、お店には一銭の売り上げにならないし当然だろうと思ったが、店長によると店を挟まずにボーイと客が直接会うことで様々なトラブルに繋がるからだと説明してくれた。

 

店内恋愛の禁止は、恋愛関係を仕事に持ち込むことで店にトラブルを持ち込むことに繋がるからとのこと。

確かに自分の彼氏がどこかの誰かに売られていくのを見ているのは、普通の感覚で言ったらいたたまれないだろう。

 

「いろいろややこしいルールがあるけども、全部理由があってのことだから理解して頂戴ね」

店長はそう言った。

 

その日は新人研修のあと、アルバムやホームページに掲載するための写真撮影を行い、店を後にした。

最後に

続きはまた近日中に…。

今回も最後までお付き合いくださりありがとうございます。

それではまた!

 

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僕の卒業①-居場所を探して- (ysy#90)

飛行機雲

はじめに

コンにちは!よしやです。

 

今回は僕が高校を卒業してからのお話しを書きたいと思います。

この頃のことは、今の季節になると毎年思い出します。

 

今回のエピソードをマンガに描いてほしいとのリクエストをもらって、試みてみたのですが、ネーム(下書き)にまとめることも難しく、文章でならと思い書いてみることにしました。

 

内容が長くなりそうなので、今後何パートかに分けて書くつもりです。

 

よろしければ是非お付き合いください。

卒業式

高校の卒業式を終えた僕は、飛行機に乗り新天地へ向かうべく、大きな荷物を二つ抱え大阪の伊丹空港にきていた。

 

生まれて初めての飛行機。

僕は慣れない手つきで福島空港行きのチケットを買った。

 

 大阪での高校三年間は、僕にとって大変なものだった。

 

僕の母は僕が小学生の頃、精神疾患を患い措置入院

祖母も腎不全を患い入院。

父はもともと家に寄り付かない人だった。

僕は高2まで仕送りをもらい実家でひとり暮らしをしていた。

 

ところがその仕送りが高2の夏、ぱたりとなくなったのだ。

仕送りがなくなったので、電話を掛けても父が電話に出ることはなかった。

だいぶ経ってから、仕送りがなくなった理由は父の会社が潰れたからだと聞かされた。

 

とにかく、高3のこの日まで、放課後はファストフード店で深夜まで働き食いつないできた。

 

そんな最中、時折自宅には地主が弁護士を連れ訪れるようになる。

「お父さんはいるかしら?」

借地代の請求だった。

 

僕は父以上にいい加減な男を、生まれて30年以上経った今でも見たことがない。

借地代を踏み倒そうとしているんだなと、すぐに悟った。

 

「ここに住み続けるのは難しそうだな。高校を卒業したら、家を出よう」

僕はそう思った。

 

そして今僕は空港に来ている。

行き先は福島に住む彼氏のもと。

 

彼とは大阪で知り合ったが、仕事の関係で地元の福島に戻ってしまったのだ。

良かったらうちに来たら良いよと彼が言ってくれた。

 

当時彼は23歳。

当時18歳の僕には、唯一頼れる大人だった。

初めての銀世界

初めての飛行機。

緊張のフライトは一瞬だった。

気がつくと僕は、福島空港にいた。

 

あたり一面の銀世界…。

 

僕は生れて初めて見る光景に息を飲んだ。

 

彼は僕を車で迎えに来てくれた。

 

彼と一緒に部屋を借りる予定だったが、まだ借りれていなかったので、しばらくの間彼の実家に泊めてもらうことにした。

彼はあまり嘘が上手なタイプではなかった。

実家の家族に僕のことを専門学校時代の友達だと紹介したが、何やら疑いの眼差しを向けられていることに僕は気が付いていた。

 

そのためか、彼の家族はなぜか僕にとてもよそよそしかった。

今思えば、もしかしたら彼の家族は彼がゲイであることにすでに気づいていて、僕のこともお見通しだったのかも知れない…。

 

しばらくし、彼と部屋を借り僕はファミリーレストランのアルバイトを見つけ、毎日働きにでるようになった。

 

徐々に彼以外のこの街の人々とも接点が生まれ、大阪にはない人情の深さを感じるようになった。

僕は、福島のこの街にやってきたのは間違いではなかったと思うようになった。

 

そんな矢先…。

 

彼に消費者金融で借りた借金が150万円以上あることが判明する。

部屋を借りる際の敷金なども、「良いよ良いよ」と全額負担してくれていたが、そのお金の出所はキャッシングだった。

 

とにかく節約して、少しずつでも返そう…という話しをしたのだが、なぜかこの頃ぐらいから彼の生活は荒れだし、朝方まで飲み歩いて帰ってくることもしばしば。

そして一番衝撃的だったのは、僕と彼の共通の友人と彼が浮気をしていたことだった。

 

さらにそのタイミングで務めていたファミリーレストランが閉店することが決定する。

 

職も居場所も失った僕は、福島のこの街を後にすることを決意した。

居場所を求めて

福島で半年ほど暮らしている間にできた、友達を頼って僕は仙台に行くことにした。

きっと友達は僕の状況を見て、いたたまれなくなったのだろう…。

友達は大学生で、住むところが見つかるまで居ればいいよと言ってくれた。

とにかく僕は働いてお金を貯めることを考えた。

居酒屋とコンビニを掛け持ちして、割の良い夜の時間のみ働くことにした。

 

夕方ぐらいに起きて、お昼前に寝る生活を数カ月続けたが、なかなか思うようにお金が貯まらない。

 

あまり友人に迷惑を掛けるわけにもいかないし…

 

そう思っていた矢先、友達が元彼と復縁することになった。

 

「彼氏がいる男の家に図々しく居座るのもどうなんだろう…。」

 

そんな思いが日に日に募り、僕はどうやって居場所を探そうかと毎日頭を悩ませるようになる。

考え込んだ僕の脳裏に、以前ゲイバーのトイレで見かけた広告の文言が蘇った。

「寮あり即入居可!一日5万円も」

 

それはウリセン(ゲイ向け風俗)の広告だった。

僕は恐る恐るそのお店のケータイサイトを覗いた。

最後に

続きはまた近日中に…。

今回も最後までお付き合いくださりありがとうございます。

それではまた!

 

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新型コロナウイルスに感染している疑いがあると言われ困ったこと (ysy#89)

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はじめに

コンにちは!よしやです。

 

風邪のため受診したところ、医師から新型コロナウイルスに感染している疑いがあると言われ、現在自宅で療養中です。

 

 今回は、先日書いたブログの内容が一部重なってしまいますが、新型コロナウイルスに感染している疑いがあることで困ったことなどをお伝えできればと思います。

症状を時系列でまとめ

 体調に違和感を覚え始めてから、今日までの経緯は下記のとおりです。

  •  2月下旬~3月1日
    この頃はとくに発熱などはないものの、毎日倦怠感が強くときおり頭痛などの症状がありました。食欲はあり、栄養は問題なく摂れていました。

  • 3月2日
    この日は休みの日で、午前中髪の毛を切りに出かけていましたが、途中強い悪寒に襲われました。午後に病院に向かいました。
    体温は37度前後。
    インフルエンザの検査を受けるも陰性
    肺雑音あり、胸部レントゲン撮影するもとくに異常はありませんでした。
    血液検査も問題なし。

  • 3月3日
    前日と同じく熱は微熱程度。
    症状は倦怠感、頭痛のみでした。

  • 3月4日~3月5日
    体温が39度を超えました。
    食欲不振、胃腸の不快感あり。
    適宜、解熱剤を飲んで様子を見ました。

  • 3月6日
    前日に続き、熱は下がりませんでした。
    熱が上がったため、再度病院へ。
    医師が新型コロナウイルスのPCR検査を受けれるようにと「帰国者接触者相談センター」へ連絡してくださいましたが、検査を受けることができませんでした
    この時血液検査を行いました。
    3日の検査結果にある白血球数7,400に対し、6日の白血球数は4,600でした。
    白血球の減少も新型コロナウイルスに感染すると見られる所見とのことでした。

  • 3月日~3月8日
    解熱剤が切れると常に熱が39を超える状況が続きました。
    喉の痛みが現れ始めました。

  • 3月9日
    解熱剤なしで熱が38度ぐらいまでに下がりました。

  • 3月10日
    ほぼ微熱までに熱が下がりました。

特定の条件に当てはまらない限り、大阪でPCR検査は受けられない

 大阪府が他の自治体に比べ、PCR検査を受けるにあたって条件が厳しいだけなのかもしれません。

大阪府では現在、特定の条件に当てはまらない限り、何日間発熱しようと検査を受けることができません。

 

特定の条件とは…

  1. 渡航歴がある
  2. 報道されている大阪・都島区や大阪・北区などのクラスター感染の起こったクラブに出入りしていた。(無症状でも検査可)
  3. その他、不特定多数の人物の集まるイベントに参加したあと、体調を崩した

と言ったものです。

 

検査を受ける人の年齢や持病の有無などによっても変わってくるのかもしれませんが、僕の場合上記の条件に当てはまらなかったため、新型コロナウイルスの感染の疑いがあると言われながら検査を受けることはできませんでした。

 自宅から出ることができない

 これはインフルエンザと同じなのですが、外出することができません。

僕はひとり暮らしなので、食料などの買い出しのため、数日に一回買い出しに行かなければならないのですが、それ以外だと通院を除いて外出は一切していません。

そもそも出歩く元気もないですし、こればかりは仕方ないですね。

 確定診断できていないので、職場に申し開きがしにくい

検査を受けられていないが、新型コロナウイルスに感染している疑いがあることは職場に伝えています。

しかし職場としては、「コロナに感染しているの?していないの?どっちなの?」とかなり困惑されてしまいました。

 

僕の仕事は特別養護老人ホームでの介護職なのですが、介護職員から新型コロナウイルスに感染した人物が出たとなれば一大事です。

 

利用者にうつした可能性がないか、関わった利用者の経過観察をしなければなりません。

 

現在、僕の関わった利用者さんが1名熱発を起こしているのですが、とても心配です。

 僕の“何か”をうつしてしまっていなければ良いのですが…。

仮に新型コロナウイルスに感染していたとしていつから職場復帰可能か?

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これは僕の職場の施設長との会話です。

はい…なかなかひどい会話ですw

 

人の病気を一体何だと思っているのでしょうか。

あまり事の重大性が分かっていないのかなと焦ってしまいましたが…

 

さて…

インフルエンザの場合、解熱後2日を過ぎれば出社しても良いとするところが多いと思うのですが、新型コロナウイルスの場合、まだそのようなことが分かっていません

 

僕は一体いつからだったら出勤してOKなのか…?

医師も「うーん…」と頭を悩ませています。

 

コロナウイルスには、「再燃」と呼ばれる症状があって、解熱し快方に向かい、検査結果も陰性になって、数日してまた熱が出るというパターンがあるからです。

 

とりあえず、僕の場合は医師と話し合い、解熱し咳が止まった時点で診察に行き、そのとき復帰時期について検討しようという話になっています。

 

出来る限り誰にもうつしたくないので解熱後、念のため2日程はあけたいなぁと思ってはいます。

最後に

 

結局僕が罹っているのは、新型コロナウイルスなのかどうか不明ですが、特効薬のないきっついインフルエンザに罹ったような苦しさがありました…。

 

みなさまも手洗いうがいを行って、人ごみへ出かけるのはなるべく避けて、十分気を付けてくださいね。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

それでは。また!

 

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新型コロナウイルスから始まる「病気」の話  (ysy#87)

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はじめに

コンにちは!

新型コロナウイルスの話題ばかりで気が滅入りそうではないでしょうか?

どうも、よしやです。

 

僕の務める介護施設でも先月末から、出勤前の検温の義務化がスタートしました。

インフルエンザも流行っているのに、ちょっと遅すぎな感は否めないですが…

 

そんな最中、僕はよりによって発熱…。

思いっきり風邪を引いてしまいました。

4日前のことです。

 

彼氏や他の人からも病院に行くように勧められ診てもらうと

コロナウイルスが流行ってますし、あなたの仕事(高齢者福祉施設での介護職)上のことを考えると検査して感染しているか確定診断してあげたいけど、あまり軽症だと保健所がGOをだしてくれないんですよ…

…と言われてしまいました。

 

本当にニュースで言ってようなことを直接かかりつけのお医者さんから言われる日が来るとは…。

 

とにかく、僕の職場では体温が37.5℃以上だと働けない規則になっています。

 

僕の体温はそのとき、ちょうどそのボーダーラインを超えるか超えないかぐらいのところを行ったり来たり…

 

不覚にも風邪なのかコロナなのか、よく分からない病気(?)のせいで病欠による連休をいただくことになりました。

 「風邪」だと侮れない…

 これはかかりつけ医にも言われたのですが、どうも今回のコロナウイルスは若者(10代~30代)が感染した場合、症状は軽く、高齢者が感染した場合、重症化しやすいようですね。

 

僕の症状は例年だと「風邪だし、インフルエンザじゃないし、マスクをつければ外出してもいいか」とつい考えてしまいますが、今年はそう言っていられそうにもありません…。

 

もしかしたらコロナウイルスかも知れないし十分気を付けるように医者に言われた手前、インフルエンザ同様、外出は必要最低限に抑えなければなりません…。

 

というか、そもそも熱が高くなるにつれて、外に出る元気もなくなりますが…w

ピッピの食糧調達大作戦

家にある食料にも限界があり、しばらく引きこもるには頼りない量しかありませんでした。

そこで休みだった、彼氏にわざわざ食料調達をお願いし、買ってきてもらいました。

 

スポーツ飲料やお粥などのレトルトその他パンやお茶など…

 

 

十分な量の食料品を調達してくれて、本当に感謝感謝でした。

 

受け渡し方は、電話しながら彼氏が僕のマンションの部屋のドアノブに食料の入った大きな手提げ袋をひっかけます。

それをしばらくして、僕がそっとドアを開け受け取ります。

 

何だか報道であった、中国・武漢の出前業者とお客のやりとりを思い出します…。

 

彼氏も医療職なので、もしコロナウイルスなら感染は免れなければなりません。

 

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僕がそぉっと荷物を受け取るのを無言で、じーっと見つめる彼氏。

まるで傷ついた野生動物に餌付けする心優しい少年のようで、少し吹いてしまいましたが…笑

「病気」の話

ここ何日か、心配してくれて彼氏が度々電話を掛けてきてくれます。

 

仕事に追われている元気な時よりも、多く話している気がします。

 

話題は「これは風邪なのか?それともコロナなのか?」というものが多いです。

やっぱり気になりますものね。

 

そして「暇なんだけど何して時間を潰したら良いか?」という話題になったりします。

最近、彼氏は高次脳機能になったお医者さんの本を読んでいるらしいです。

 

あまり知識のない僕にはちんぷんかんぷんですが、その本の感想を聞いて

将来、脳の病気とかになったら嫌だなぁ

と言いました。

 

もし俺がそうなったら、別れてね

という彼氏。

 

普段、「もうよしや君のことは家族みたいな感覚で考えているよ」と言う彼氏ですが、いきなり水臭いと感じました。

 

確かに男女のカップルとは違い、「結婚」がないので付き合い続けても、ずーっと法律上、赤の他人ではありますが…

 

今回、彼氏が食料調達大作戦を決行してくれたように、僕だって彼が大変なときは力になりたい。

重い病気になったときは、それ相応の出来る限りのサポートをしてあげたい

そう思います。

そして今は…

2日前から40℃近い高熱が出ていて、食事も喉を通らない状況でした。

 

今日また改めて病院へ行き、強めの解熱鎮痛剤をもらい服用してから、だいぶましになり食事も摂れるようになりました。

 

ただの風邪にしては熱も高く、症状が長引いていることもあり、お医者さんはかなり新型コロナウイルスの感染が疑わしいと感じているようです。

 

帰国者接触者センターに検査の打診をしてくださいましたが、渡航歴もなくここ最近クラブなどに出入りしていないという理由で断られてしまいました。

最近テレビで話題になっている大阪・都島区や北区のクラブ以外での人が集まるイベントに何か参加していたのなら、検査対象になったかもしれない感じではありましたが…。

 

僕はふたつの路線を使って電車通勤しています。

様々な国からやってきた人たちが乗っている車内にいるというのに、渡航歴…?

 

…と疑問を感じずにはいられませんが、とりあえずお医者さんの言うとおり、しばらくの間、自宅療養で必要最低限買い物など以外には外出しないようにしたいと思います。

 

職場復帰は、解熱し咳も止まった後に再度診察を受け、お医者さんからOKが出れば

という感じになりました。

 

…恐らくしばらく掛かりそうですが。

最後に

本調子じゃないだけあってか、なかなか書きたいネタが見つかりません…

ブログの過去記事で、幾つか書き加えたいものもあったりするので、もしかしたらそちらを更新するかもしれません。

その際は、またお知らせしますね。

 

もし更新がなければ、思いのほか調子が悪いのか…と納得していただければ幸いです。

 

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

それでは、また!

 

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