“うつ”で“ゲイ”なysyの【備忘録】

“うつ”で“ゲイ”なysyの【備忘録】

大阪に住む『ゲイ』で『うつ』いろいろマイノリティーな男(35歳)の備忘録

映画『愛と法』を観に行きました!! (ysy #1)

こんにちは!!そしてはじめまして。

ゲイで“うつ”のため休職中のysyです。

 

現在、一部映画館で公開中のドキュメンタリー映画愛と法が近くの映画館で公開されるのをYahoo!!ニュースのこの記事を見て知りました。

大阪に住むゲイの弁護士夫夫(ふうふ)が、ふたりで法律事務所を営んでいて、様々な問題を抱えた人々が彼らのもとに相談にやって来る…

 

ざっくり言ってしまうと、そういうお話しです。

 

「興味はあるけどなー…。まぁ俺もゲイだし。でもなぁ…体調がなぁ…。2時間も座って観てられるかな?」

「…もしDVDが出たらTSUTAYAで借りて観よっかな」

 

というのが、正直な第一印象だったのですが…
(※製作に関わった方が、この記事をもし見ておられたら申し訳ありません…)

Yahoo!ニュースの記事にある最後の文章を目にして、ぜひ観に行きたいと思いました!!

 以下その部分の引用です。

カズが(ゲイであることを)カミングアウトをしたとき、理解してくれない家族を責めたのだが、それに対して母親が言った言葉にカズは心を動かされた。「だって知らないもの。誰も教えてくれなかったもの」。知らない人を責めることはできない。まずは知らせることから始めよう。何も知らなければ、何も変わらない。 

 

映画の中には…

  • 女性器をモチーフにしたアートを創る美術家・漫画家の「ろくでなし子」さんが起訴された裁判
  • 卒業式の国歌斉唱時に起立せず処分を受けた教諭による「君が代不起立裁判」
  • 様々な事情により出生届が提出されておらず、その結果、無戸籍となってしまった方による「無戸籍者裁判」

…等など…

様々な立場の方が登場します。

 

どの問題も人によっては、「へ?」と感じるかもしれない、とても微妙な、そして感じ方によってはとても繊細な問題…

 

“うつ”で“ゲイ”な僕から見たら、ある種、彼らも僕と同じマイノリティー(少数派)なわけで…

 

ぜひ観てみたい!知りたい!と思いました。

相棒(=恋人)を誘うと、あまり乗り気じゃない感じでしたが…笑

ちょっと強引に誘って、早速ふたりで観に行ってきました!!

 

 映画の中で舞台となる大阪の街は、
普段僕が生活圏内としている場所であり、
登場している人たちの言葉も僕と同じ関西弁の人が多い…!!

 

思わず、めちゃくちゃ親近感を感じました笑

 

僕が普段から思っていることですが、
皆何かの部分で大なり小なりマイノリティーに分類される属性はあるんじゃないかと思うんです。

 

  • 男だけどかわいいキャラクターグッズが好きだったりすると「男のくせに」って言われる。
  • 女だけど筋トレが趣味だったりすると「あなた女の子なんだから…」と言われる。
  • 物静かな大阪人は「お前、大阪人のくせに」と言われる。

 

例えは微妙ですが…笑

皆何らかの属性を持っているけど、必ずしもその属性の中のマジョリティー(多数派)に含まれるとは限らないし、べつにその属性のステレオタイプである必要はないと僕は思います。

 

僕のように、そんなことを少しでも感じている人は、この映画に共鳴できるんじゃないかなーって思います。

 

映像をとおして、感じ方が変わった問題もありました。


例えばテレビなどでも報道されていた君が代不起立問題」

 

僕は「公務員なのだから、就業時間内は公務員として、国が定めた“国家”を歌うべきじゃないか?」と思っていましたが…

 

わざわざ教諭である彼女が、起立しているのか?していないのか?撮影して、その映像を証拠や根拠に処分を下す…

 

よくよく考えてみたら、わざわざ撮影までするなんて不気味だし、思想信条を尊重していないな…と感じました。

 

「ろくでなし子さんの問題」については、申し訳ないですが少し笑ってしまいました。

確かに不快に思う人もいるかもしれない作品ですが、それを警察が取り締まろうとするのは、ちょっと意味がわからないと言うか…

(もちろん異論のある方もいらっしゃるでしょうが…)

芸術評論家か何かそういう立場の人が、彼女の作品を否定するのであれば、別にそれは構わないと思うんだけど…

男性器を祭ってる神社や小便小僧の像は良くて、女性器モチーフの卑猥とも感じ難い(人によるでしょうが…)作品の製作者を法で裁く…僕は違和感を覚えました。

 

「無戸籍者裁判」の件は、以前から報道である程度、知っているつもりだったのですが…こんなに対応が遅れているとは…。

当事者の声を聞いて、問題の切実さを改めて痛感し胸が痛くなりました。

 

たまに出てくる夫夫が飼っているネコ…

ネコの思わぬ表情(?)に会場からは、笑い声が聞こえました。

 

ドキュメンタリー映画って
何かお堅くて…、
ハードル高くて…、
意識高い系の人しかみるべきじゃない…

 

そんなようなイメージがある気もしますが、小さな館内で場面ごとにクスクスっと笑っている人もいれば、涙を流している人もいたように思います。

 

あんまり乗り気じゃなかった相棒も
「面白かったねー^^」
と言ってくれて、一安心…笑

 

大々的に上映されている作品ではないので、DVD化されないような気がして映画館に足を運びましたが…

できたらDVD化してほしいな(^^)

 

時間を置いてまた見たら、面白いのかなーっと感じました。

映画『愛と法』公式HPより
※映画『愛と法』公式HPより 

次は近日中に、自分が“うつ”を患った経緯でも書こうかなと思いますが…

まだどうなるかわかりません笑

 

なかなか考えや文章がまとまらなくて…

 

Twitterやってます。よろしければお越しください。

それではまた…
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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